CSS入門
― 色・フォント・余白でデザインしよう
HTMLで骨格ができたら、次はCSSでデザインを加えます。 CSSを使うと文字の色・大きさ・余白・背景色などを自由に変えられます。 この章ではCSSの基本ルールとよく使うプロパティを学びましょう。
1. CSSの基本的な書き方
CSSは次の形で書きます。
セレクタ {
プロパティ: 値;
プロパティ: 値;
}
実際の例を見てみましょう。
h1 {
color: navy;
font-size: 32px;
}
これは「h1 タグの文字色を紺色にして、文字サイズを32pxにする」という意味です。
複数のプロパティを書くときは改行して並べ、それぞれ末尾に セミコロン(;)
をつけます。
各行の末尾の
;(セミコロン)を忘れると、そのプロパティが効かなくなります。
「効いてないな」と思ったらセミコロン忘れを疑ってみてください。
2. CSSを書く場所
CSSをHTMLに適用する方法は主に2つあります。
方法① 外部ファイルとして読み込む(推奨)
別のファイル(例:style.css)にCSSを書き、HTMLから読み込みます。
HTMLとCSSを分けて管理でき、複数のページに同じデザインを適用できるため、
この方法が基本です。
<!-- HTML の <head> 内に書く --> <link rel="stylesheet" href="style.css">
方法② HTMLの中に直接書く
<head> の中に <style> タグを使って書く方法もあります。
小さなテストや1ページだけのデザインに向いています。
<head>
<style>
h1 {
color: navy;
}
</style>
</head>
style.css というファイルを新しく作り、
profile.html から読み込みます。
3. 色の指定方法
CSSで色を指定する方法はいくつかあります。
色の名前で指定する
英語の色名をそのまま書けます。代表的なものを覚えておきましょう。
red
blue
green
navy
orange
purple
gray
white
black
16進数カラーコードで指定する(よく使う)
# に続けて6桁の英数字で色を指定します。
デザインツールやWebで「カラーコード」を調べると出てくる形式で、
現場でも最もよく使われます。
color: #333333; /* 濃いグレー(本文テキストによく使う) */ color: #2c5f8a; /* 落ち着いた青 */ background-color: #f5f5f5; /* 薄いグレーの背景 */
文字色と背景色のプロパティ
p {
color: #333; /* 文字の色 */
background-color: #fffbe6; /* 背景の色 */
}
文字色が #333(濃いグレー)、背景色が #fffbe6(薄い黄色)の段落です。
4. フォントの設定
文字サイズ ― font-size
文字の大きさは font-size で指定します。
単位は px(ピクセル) が基本です。
一般的な本文サイズは 16px〜18px くらいです。
h1 { font-size: 32px; }
h2 { font-size: 24px; }
p { font-size: 16px; }
32px(h1のサイズ)
24px(h2のサイズ)
16px(本文のサイズ)
太さ ― font-weight
p {
font-weight: bold; /* 太字 */
font-weight: normal; /* 標準(太字を解除したいとき) */
}
行間 ― line-height
行と行の間隔を line-height で調整できます。
単位なしの数値(例:1.8)は「文字サイズの1.8倍」の意味です。
日本語は 1.7〜1.9 くらいが読みやすいとされています。
p {
line-height: 1.8;
}
line-height: 1.2(狭い)
Webページのデザインを学んでいます。行間が狭いと文章が詰まって読みにくく感じます。
line-height: 1.8(ゆったり)
Webページのデザインを学んでいます。行間が広いと文章がゆったりして読みやすくなります。
フォントの種類 ― font-family
フォントの種類は font-family で指定します。
複数書いておくと、最初のフォントが使えない場合に次のフォントで表示されます。
body {
font-family: "Hiragino Kaku Gothic ProN", "Meiryo", sans-serif;
}
sans-serif(サンセリフ)はゴシック体系のフォントを意味します。
フォント名を書き終えた最後に書いておくと、
指定したフォントが全部使えなかった場合の保険になります。
5. 余白 ― margin と padding
Webデザインで「見やすさ」を左右する重要な要素が余白です。
CSSの余白には margin と padding
の2種類があり、役割が異なります。
ボックスモデル ― 要素の構造を知る
HTMLのすべての要素は、次のような入れ子構造になっています。 これをボックスモデルといいます。
margin の書き方
/* 上下左右すべて同じ余白 */
p { margin: 20px; }
/* 上下・左右をそれぞれ指定(上下 左右) */
p { margin: 10px 20px; }
/* 上・右・下・左を個別に指定(時計回り) */
p { margin: 10px 20px 30px 40px; }
/* 方向を個別に指定するプロパティ */
p {
margin-top: 10px;
margin-bottom: 20px;
margin-left: 0;
margin-right: 0;
}
値が
0 のときは 0px ではなく 0 と書くのが慣習です。
どちらでも動きますが、0 だけの書き方が一般的です。
margin と padding の違いを見てみよう
margin: 20px(外側に余白。青い枠と背景の間に隙間がある)
padding: 20px(内側に余白。文字と青い枠の間に隙間がある)
6. 幅と中央揃え
要素の幅 ― width
div {
width: 600px; /* 固定幅 */
width: 80%; /* 親要素の80%の幅 */
max-width: 800px; /* 最大幅(これより大きくならない) */
}
ブロックを中央に置く
margin: 0 auto を使うと、ブロック要素を横方向に中央揃えできます。
ページ全体のコンテンツ幅を制限して中央に表示するときによく使います。
div {
max-width: 800px;
margin: 0 auto; /* 上下0、左右auto(自動で均等に) */
}
テキストの横位置 ― text-align
h1 { text-align: center; } /* 中央揃え */
p { text-align: left; } /* 左揃え(デフォルト) */
p { text-align: right; } /* 右揃え */
左揃え(left)― 日本語の本文はこれが基本
中央揃え(center)― タイトルや見出しに
右揃え(right)― 日付や署名などに
7. 枠線 ― border
要素の周りに枠線を引くには border を使います。
p {
border: 2px solid #333; /* 太さ・種類・色 */
}
角を丸くするには border-radius を使います。
div {
border: 2px solid #2c5f8a;
border-radius: 8px; /* 角の丸み */
}
8. この章で学んだプロパティ一覧
この章のまとめ
- CSSは
セレクタ { プロパティ: 値; }の形で書く - CSSは外部ファイル(
.css)に書いてHTMLから読み込むのが基本 - 色は色名または
#から始まるカラーコードで指定する marginは外側の余白、paddingは内側の余白max-widthとmargin: 0 autoでコンテンツを中央に揃えられる
次の第5章では、ここで学んだプロパティをフル活用して 第3章で作った自己紹介ページに実際にCSSを当てていきます!